「17話、Promise」
(キスあり)

国光が部屋から出てから数時間後・・・
キィっとドアが音を立てて開き、黒猫姿のリョーマが部屋の中には行ってきた。
「あれ?どこ行ってたの?」
リョーマは周助の質問には答えずいすの上にヒョイと飛び乗るとプイッとそっぽを向いてしまった。
周助は読みかけだった小説をまた読み始めた。

数分後。
「その本、そんなに面白いんすか?」
いつの間にか人間の姿になってた越前が周助の読んでいる小説を覗き込んできた。
「うん。面白いよ。読んでみる?」
「いいっす。」
つまんなくなった越前は周助の背後にまわった。
そして右手を周助の腰にまわし左手で周助の顔を自分の方に向かせた。
「何?えちぜ・・・」
越前は口を塞がせるように自分の唇を周助の唇に押し付けた。
舌を器用に使って周助の唇を開けさせると越前はその隙間から舌を入れた。
舌を少しかき回し越前は唇を離した。
「え、越前、君?」
唇を手で覆いながら周助は驚いた様子で言った。
よく見ると越前の頬に涙の伝った跡が・・・
「俺、ここに来るずっと前から周助の事好きだったんだっ。だけど素直に言葉に出来ない性格だからいつも言いそびれて・・・」
「ゴメン・・・」
周助は越前を抱きしめた。
何度も「ゴメンネ。」と謝りながら越前を強く強く抱きしめた。
「でもっ、もう遅いんだよね。」
「・・・知ってるんだ。」
越前は袖で涙を拭いた。
「俺は戻ります。試験・・・頑張って下さい。」
そういうと越前は黒猫の姿になると窓から外へ出て行き消え去ってしまった。
「ゴメンね。」
周助はもうあっちの世界へ消え去ってしまった越前に言った。
窓の外から冬の冷たい風が入ってきた。

次回から連載2話ずつアップ予定。
来週で終らせる予定なので。
遅くても再来週。

私、セキセイインコ飼ってるんですよ。6匹。
親鳥2匹、小鳥(親鳥の子)4匹。
で、今日鳥かごん中見たら、
白くて小さい卵が1個あったんです。
また親鳥が産んだのか?とか思ったんだけど、メスの方、今ガンの病気にかかっているので皆とは別の鳥かごにいるんです。
・・・考えられるのはひとつ。
そう、あの4匹の小鳥の中の2匹ができているとしか考えられないのです!!!
きょーだいでできてるとは・・・鳥の世界は恐ろしい・・・
きょうだいでできてるときくと私は真っ先にあの”兄弟”をおもいだす(逝)

げ、またゲットバッカーズ見逃した(泣)

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