13話&14話

2003年1月11日
自分で300踏んでました。ありゃ。

今日は2話一気にアップしちゃいます!

*アンドロイドと少年*

十三.
さっき降り出した雨はすぐに強まり、周助の全身を濡らしてゆく。
周助は雨に体温を奪われた体を丸め、雨が早く止むように空に祈った。
だが、周助の祈りとは反対に雨は弱まるどころかますます強まってしまった。
その時、近くから誰かの声が聞こえたので周助は木に登ってその身を隠した。
声の主が段々と周助の方に近づいてくる。
誰なのか気になった周助は声のする方を見てみた。
すると、そこにいたのは・・・
「手塚!?」
思わず声に出してしまい、周助は慌てて手で口を抑えた。
が、周助の声は手塚の耳に届いてしまったらしく、手塚はすぐに周助が隠れている木の所まで来た。
「周助。そこにいるんだろう。」
返事が返ってこなかったので、手塚は木を登ろうとしたその時、
「来ないで!」
周助はそう叫んだ。
「周助・・・?」
「手塚も戦闘用アンドロイドなんでしょ!僕の両親を殺した戦闘用アンドロイドと同じなんでしょ!?僕を殺そうとしたくせになんで来るの!」
周助の言葉を聞いてあの時の、周助を殺そうとしている自分を思い出した。
自分が戦闘用アンドロイドだとバレた以上周助の側にはいられないと思い、手塚は何も言わないでその場をあとにした。
雨脚はさらに強くなった。

十四.
手塚が去ってしばらく経った後、周助はまだその場を動く事が出来なかった。
正確にいうと動こうとしなかった。
「あの時、手塚に助けてもらわなければよかったのに・・・そのまま砂漠で干からびて白骨となっちゃえばよかったのに・・・なんで、なんであの時助けたの!?こんな、僕を・・・」
「・・・なんであの時、こんなどこの馬の骨なのかわからない僕を手塚は助けたんだろう。さっきだってなんで僕の事探してたんだろう・・・」
ふと、周助は青い光の粒を思い出した。
「あれだ。あれの所為で手塚が正気を無くしたんだ・・・手塚に謝らなきゃ。今までお世話になったのに戦闘用アンドロイドってゆうだけであんなに酷い事言って・・・」
その時、周助のいる木の近くに生えてる草むらが動いた。
「手塚・・・?」
手塚だと思った周助は木から下り、草むらに近づいた。
そこから現れたのは・・・

後書

ノートに書いてあるのと大分違うな・・・
周助のセリフがすっごい増えたよ。
あるセリフを周助に言わせたかったのです。
そのセリフは教えません。
だって「こんなの言わせたかったのか・・・」とか思われそうなので。

今日、ワードパットにアンドロイドと少年打ち終わりました。
あとは日記にアップするだけ〜。
全17話です。あと3話?

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